「東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。」に参加してきた 速報版

注意事項

このレポートは個人が個人の立場で感想として書いているものですので、公式なものは一切存在しません。
メモや少々撮った写真を頼りに書いていますので、何が間違いなどございましたらご指摘ください。
また、私はどちらかというとエロゲの規制問題に関しての関心が強いため、読む上ではそちらもご一考くだされば幸いです。

速報版

自宅でニコニコ生放送経由で記者会見を見て、その足で集会へ足を運んだ。
服装はダークスーツを選択。藤本氏のTwitterでの発言*1では「カジュアルでもOK」との旨だったが、この集会自体にもマスコミは介入しているため、映像化されたときの恣意的報道に利用されるのを避けるため、あえてスーツを選んだ。

13:50都議会着。会場となっている第二会議室の前が人で溢れかえっていた。
見たところ、女性と男性が半々といったところで、自分があえてスーツを着ていった部分は有るにしろ、カジュアルが中心と思われた。とはいえ、女性は身だしなみをきちんとされている方が多く、とても好感触であったが、逆に、男性は秋葉原に居るオタクファッションの典型例のような服装の方が多く、マスコミの恣意的報道に利用されないかどうか非常に不安であった。
そう考えていると、早速一般の方?と思われる男性から声を掛けられる。二言三言言葉を交わすが、イマイチ要領を得ない。個人特定のような方向性になってしまうため子細の供述は控えるが、いまだに「いくら表現の自由があれど、○○(作者)みたいなものは掲載しないほうがいい」というようなこと言われ、言葉を失ってしまった。

14時になり開場。都庁職員と思われる方がドアを開け、中に居たスタッフらが「業界関係者の方々は名簿に記帳、名刺を二枚いただいています」とのアナウンスがあった。
もちろん私は一般参加のため普通に入場したが、「一般客」と「報道陣・関係者」は自分たちの空気によって思いのほか綺麗に分けられており、アナウンスされていた100席は、ほぼ関係者で埋められていたようだ。
立ち見のほうは大体200人ぐらいであろうか。私は演者から見て正面右方向、二列目に場所を取ることができた。

入場でそうこうしているうちに、入りきれないかと思われたところでスタッフから「会議机の間々に、女性など背の低い人中心に中腰になりますがお入りいただけますか」とのアナウンス。一列に大体6〜7人入っていき、大体の入場作業が終わる。


14:08、山口弁護士の挨拶により集会が開始される。

以後2時間にわたって、各識者それぞれが論を述べました。
こちらに関しては、後々書き足して行こうと思います。

16時ちょうどに挨拶同様山口弁護士により閉会された。
特にヤジなようなものが飛ぶことも無く、とても落ち着いた様子の集会だった。


しかし、閉会されたと同時に、私の近くで立ち見していた一般と思われる男性数人が関係者席に向かって「資料が要らない人はいただけませんか」などと声を発していたのがとても気になった。
それを言う事自体は構わないのかもしれないが、発言した人らは揃いも揃ってアキバファッション丸出しで、自分の発言だけ饒舌になるようなステレオタイプなオタク要素を態度をむき出しにしていた。マスコミ相手にそういうことを言う神経、というものを私は持ち合わせていないし、何よりその資料群が一般に向けて流されていないものだということを何故彼らは理解しないのか、ということに関してとても違和感を覚えた。

何より、マスコミは視聴率という数字を抜きにしても我々に関して恣意的な報道をすることを厭わない人種である。もちろん、マスコミではなく個人としてこの集会に来るようなフリーライターのような方々は純粋に関心があってのことなんだろうが、そういう「せっかく来てくれた方々」に対して水をさすような行為は避けるべきだったのではないか、と思った。

無論、彼らに服装を注意すれば「藤本氏がカジュアルでいいと言った」ということを振りかざすだろうし*2、言動を注意すれば「要らないと言うだからいいんじゃないか」と反論してくると思われるが、個人的には「そういう物の見方は規制派の見方そのものではないか」という危惧と、何よりその危機感の薄さ――何かオフ会と勘違いしてきたのではないか、という点に関して凄い男性陣の「空気の読めなさ」が非常に不安であることを書き、レポートを締めさせてもらう。